「ぼくは、せかいをつくるためにうまれてきたんだ!」

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 子どもと一緒にいると、いろいろ困ることをやらかされたり、何でそういう行動をとるのか分からないことがよく起こる。けれど、そんな子どもに振り回されて、流されて過ごしていると、ときどきその謎の行動も必要だから、起きていることで意味のあることなのではないかと思うことがある。

 毎週一回ほど通っている、次男の習い事での出来事。次男は、いつも朝と帰りの集まりの時間、椅子に座って先生の話を聞いていることができない。後ろにいる私の上に座ろうとしたり、いたずらしたり、逃げようとしたりする。仕方ないので、その間、次男は紙とペンを借りて、お絵描きをしている。最初のうちは、それで大人しくしてたのだが、慣れてくるとまた、私にちょっかいを出してくる。



 
 ある日、帰りの集まりのとき、流れていた音楽が止まってしまった。先生が、カセットを取り出してみると、ぐるぐるにテープが絡まってしまっていた。仕方がないので、先生が自分で歌い出したとき、後ろを向いていた次男が、いきなり前を向いた。私は、こっそり「カセットテープ、ナイス!」と思った。

 子ども達は、いつも私の前ではわりとはっきり話すし、深い意味のあることを言ってるんじゃないかと思うことがある。先日、次男が言ったことが、心に残ったので、記して置くことにする。「ぼくは、せかいをつくるためにうまれてきたんだ!」この言葉を聞いたとき、私は妙に納得した。誰でもある意味では「世界をつくるために生まれてきた」んだと思う。そういえば、長男も前に同じようなことを言っていたかもしれない。これから子ども達がつくる世界は、どんな世界なのだろうか…。f:id:brassicarapa:20181029223552p:plain


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