「かあちゃんのうしろにおばけがいるよ・・・」

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 長男のときには、検査をしてみるまで気が付かなかった。両目1.5の視力の私には、息子が目が見えないということは、想定できなかった。普段は、見えているようにしか見えないし、実際全然みえないわけでもない。

 

 眼科で、もらったパンフレットによると遠視とは、「遠くのものも近くのものも見えない」と書いてあった。私は頭の中が?でいっぱいになったが、とりあえず勧められたメガネによる治療をさせることにした。

 

 次男のときには、長男のこともあり視力検査のまえに息子が目が見えにくいということに気づくことができた。やけにテレビに顔を近づけて見ることや、ものに自分からぶつかる不注意な行動も気になっていたが、何よりも本人が「ぼく、めがみえないんだけど」と言ってきたのが決定的だった。

 

 次男の場合は乱視ということで、ものが重なって見えたりすると説明を受けた。息子自身も、ものがたくさん見えるというようなことを話していた。

 

 

 あとから思い返してみると、次男の様々な様子が乱視による影響だったのかもしれない。例えば次男は、保育園の教室に入るとき、しばらく立ち止まり慣れるのに時間がかかる。数十人の子ども達が駆け回っている姿、ものや光が重なって見えていたのだと考えると納得がいく。

 

 先日、次男に「かあちゃんのうしろに、おばけがいるよ。」言われたときには、寒気を感じたが、これもただ私が二重に見えていただけなのかもしれない。

 

 また、次男はやけに数字を覚えてくれない。2のことを4と言ったり、4のことを2といったりする。これも、ものが倍に見えてしまっているからかもしれない。

 

 発達検査では「見ることより、聞いて理解することが苦手」と診断された。おそらく発達がゆっくりな子は、そういうことが多いと思われているのだと思う。しかし、これはむしろ逆なのではないだろうか。中には、そういう子もいるだろう。だからといって、必ずしも同じとは限らないのではないだろうか?

 

 

 命令口調で言われたことに対しての、反発心というのは多くの人が感じるものだと思う。それに、対応して指示を絵や写真で表現するというのは良いと思う。大人も分かりやすい。

 

 しかし、それが必ず通用するわけではないのではないだろうか。息子の場合は絵が見えていない場合もある。また、将来的には言葉だけの説明でも、状況を理解する力を身につけていってほしいと思っている。

 

 視力検査の話から、子どもの発達への対応は一人一人異なるという話になってしまって、まとまりがなくなってきたので、今日はこのへんで(笑)・・・

 


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