子育てvs.仕事 どちらがラク?

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 専業主婦だったとき、仕事をしているママが「仕事している方がラク」と話していて、子育てをしているときのストレスを考えたら、ごもっともだと思っていた。しかし実際、仕事をするようになって、そんな単純なものではないと分かった。

 

 確かに、子育て中と仕事の時間だけをくらべるなら、仕事をしている間の方が気持ちが安定している。仕事というのは、子どもが部屋中動きまわるところを、なんとか片付けようとしたり、ケンカしている横でご飯を作っていたら、下の子がもらしたのでオムツをかえなくちゃいけなくったりという、ごちゃごちゃしたことはない。

 

 

 働いたことで、給料が多少なりとも発生すれば、やったことが形として見える。子育ては、本当は重要なことをしていたとしても、そのことが表面からは分かりにくい。仕事をしていれば、誰かしら話相手ができる。子育て中は、子ども以外の人と話をしようと思ったら、そのきっかけを作りにいかなくちゃいけない。この気持ちの違いが、子育てしたことがない人には分からないかもしれない。

 

 ここまで、仕事をしている方がいい理由についてあげてみたが、問題は仕事をするためには、子どもを預けなくてはならないということだ。子どもを預けるためには、そのための準備もある。必要なものを買いそろえて、名前をつける。多少は、裁縫もしなくちゃいけないかもしれない。

 

 そして、毎日荷物をセットする。給食ならいいが、お弁当をつくらなきゃいけない場合もある。預け先までの道のりも、悩みのタネだ。急いでいる気持ちが子どもに理解されることはない。

 

 

 園にやっとのことで、たどり着いたとしても、そのまま子どもを置いてこれるわけではない。中には、そのまま預けて、子どもの準備はやってくれるところもある。

 

 預け先を選ぶとき、ここのところが意外に重要なポイントかもしれない。預ける前に、準備をするだけなら仕方がないが、連絡事項がいくつもあったり、子どもが泣いているときは、落ちつかせなちゃならなかったりすると、それだけで大きな負担になる。

 

 ある程度は仕方がないにしても、なるべく仕事以外の負担を減らしてくれようとしてくれる預け先には、優しさを感じる。先生でも、自分の子を育てたことのある先生は、何が子育てをしながら仕事をするにあたって、大変かを分かっていて、頼れる。でも、こういうことは、実際入園してみないと、分からないことかもしれない。

 

 

 このような、子どもを預けるまでのいろいろなことを、助けてくれる人がいれば、状況は全然違うと思う。そういう人を見ていてうらやましいとは思う。

 

 結局のところ、別にどちらが大変かという話をしたいわけではなくて、みんな頑張っているなというだけのことを言いたかっただけなんだけれども。

 

 この前、専業主婦のママが、用事のある日はそれだけで疲れてしまって、夕飯を作る気もしない、仕事なんかとても無理と言っていて、その気持ちもとても分かるなあと。私も、何もかも中途半端な気がして、仕事をしているといっても何でもこなせているわけではない。それぞれの状況によって、仕事をするか専業主婦になるかを決めるわけだけど、ずっと子育てをし続けることだって、すごいことだと思う。


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